旭交通では、毎月一回、社長などが書かれた「ニューズレター」が社員に配られます。
今回は、「熊本地震」のこと。
旭交通グループは熊本にもあり(熊本交通)、現場の声が書かれてありました。
地震から1ヵ月経ち、復興とともに気持ちも少しずつ上向きになってきたところではありますが、改めて地震のことを考えさせられました。
さて、この「大地震」
皆様、どう読みます??
NHK放送文化研究所によると、答えは「オオジシン」が慣用的な読みとのこと。
(そう、慣用的…ここがひっかかりますね。これは後ほど)
接頭語「大」のつく言葉で、読みが「ダイ」か「オオ」か迷うところですが、
これには決まりがあるそうです。
原則として、「大」の後に音読みがくると「ダイ」
訓読みがくると「オオ」
「ダイ」大英断 大音声 大草原 大打撃 大洪水(音読みがきてます)
「オオ」大金持ち 大酒飲み 大入袋 大通り(訓読みがきてます)
すごい!ちゃんとした決まりがあったんだ!!!
でもここからが日本語の困るところ。
例外がありました。慣用的に「オー」と読むことになっているというものが!
「大火事」「大道具」「大騒動」「大御所」「大所帯」(続く言葉が音読み)
そして以前は、「大地震」も「オオジシン」と読む慣例がありました。
ところが多数派が移動してしまい、
阪神・淡路大震災(平成7年)にNHKが行った調査によると、
8割近くの人が「ダイジシン」と言っているとのこと。
決まりはあるけど例外もある。
慣例的って…。
どっちでもいい?なんだか日本語って本当に難しいなぁって。
多数派がいつの間にか少数派になる(^-^;)