
上の写真は、今日の国分城山公園です。
後1ヶ月もすれば、下の写真のように桜が満開になることでしょう。
待ち遠しいですね。
さて、
2011年3月11日、東日本大震災からまもなく2年が経とうとしています。
テレビから流れてきた光景は、今でも鮮明に脳裏に焼き付き、
自然の厳しさを改めて感じた恐ろしい出来事でした。
いろんな意味でみんなが震災をかかえました。
その中で、宅急便でおなじみの「ヤマト運輸」さまのお話を。
「被災しているヤマトの社員が自発的に救援物資の配送をはじめている」
震災直後、連絡もままならない状態だったこともあり、
そんな話を東京・本社は後から知ったそうです。
自発的に現場の判断で会社の車を使い、上司の承認も得ず、もちろん無償で。
普通の会社なら、アウト?
まずは相談しなきゃと思ってしまいます

でも、あの特別な状況下で、現場では悠長なこと言ってる場合じゃなかったんですよね。
本社に相談しようにも電話が通じない、事態はどんどん悪くなる。通常の仕事もない。
何ができる?車がある。周囲は困っている。じゃあ、「運ぶ」ことで役に立ちたい!
この会社の社訓が「ヤマトは我なり」
自己判断で、自発的に考えてやりなさいという徹底した現場主義の会社。
だから、後から本社が後押し。
会社として最大限のやりかたで「救援物資輸送協力隊」を作ったそうです。
また、
震災後から約1年間、「宅急便1個につき10円の寄付」を行いました。
1個につき10円。
宅急便の金額からしたら、大したことないのかな?と思いがちですが、
総額142億3600万円、これは年間純利益の4割になるそうです。
一企業が純利益の4割を寄付。
しかも、全社員・株主の割れんばかりの拍手という賛同のうえで。
すごくないですか??
この寄付金は、雇用をつくるという目的で水産業・漁業の再生のためと、
学校や病院に寄付をつかってほしいという、目的を明確にした寄付です。
そして、できるだけ無駄なくお金を渡したいという「全額無税」を希望。
税の論理でいうと「有税」になるらしいです。
この寄付金額だと50億ぐらい税に取られてしまうとか(>_<)ビックリ
財務省とも交渉したけれど、税法というルールがあり壊すわけにはいかない。
(いろいろ悪いことをする人もでてくるので仕方がないところかもしれません)
しかし、それで引き下がりません。
この熱い思いに財務省も思いを受け止め、たくさんの方の協力があり、
「ヤマト」から「ヤマト福祉財団」に寄付するかたちで、結果無税という形をとることができたそうです。
この話、私は最近知りました

今、何を優先させるべきか、自分のこと?周囲のこと?
そういう判断ができる広くて美しい心を持った方々が大勢いることに衝撃を受け、
少しでも見習わなければいけないな…と反省しきりでした
posted by きりちゃん at 13:29| 鹿児島 🌁|
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